動きを捉えるイベントベースビジョンカメラ
SilkyEvCamの画面には、動いている自動車、バイク、歩行者だけが映っており、動きのない道路、建物などは映りません。イベントベースビジョンカメラの特徴がよくわかります。
実写映像でははっきりと見えない暗い色の車でも、 SilkyEvCam の画面には明瞭に映し出されています。影の中を歩いている歩行者もよく見えます。
トラッキング
道路上を動く物体を検知しトラッキングしています。トラッキングしたい対象に応じて複数のアルゴリズムが用意されており、すぐに利用可能です。
水槽の水に微粒子を入れ、その光をイベントベースカメラ(SilkyEvCam VGA)で捉えることで、水流を可視化しています。実写映像では分かりにくい複雑な水の流れが、矢印の向き、長さ、色で鮮明に表現されています。
スローモーション
保存したRaw data から、複数の異なるフレームレートのビデオを作成しています。フレームレートを高くすることで、細かい水しぶきが多数発生し、意外に遠くまで飛んでいることがわかります。
通常の再生速度では水が飛び跳ねているように見える水面も、スロー再生で見れば雨滴によってできた波紋が広がっている様子がわかります。
SilkyEvCam ならば、スローモーション撮影を意識することなく、撮影後にフレームレートを変更した動画を見ることができます。
降りかかった雨が、葉の先端から落ちる様子を捉えています。長時間撮影が可能な SilkyEvCam ならば、いつ起きるかわからない事象をスローモーション撮影することも簡単です。
フレームレートを高くすると、雨滴の1粒1粒が落ちていく様子が分かります。
実写映像では飛んでいる輪ゴムの様子は全く判別できませんが、 SilkyEvCamなら通常速度の画面でも飛行する輪ゴム、跳ね返った輪ゴムの形状が確認できます。
スプレー缶から噴射されたガスは、噴射直後は直進していますが途中から拡散し始め、壁にぶつかると壁に沿って広がっていく様子が捉えられています。
一瞬で点いてしまうライターの火も、スローモーションで見ると、火が点くまでにいろいろな事象が起きていることが発見できます。
シリンジから噴射される直径約1mmの水流を撮影しています。この動画では、水流が画面を横切るまでの 0.02秒間の現象を 10000FPS と 100000FPS のスロー動画に仕立てています。
アルミ板の切削中に発生する切削くずの飛び散る様子をイベントベースカメラ(SilkyEvCam HD)で撮影しています。ドリルの回転や切削くずの飛ぶ飛跡がよく見えます。
雨の中を鳥が飛んだ直後に落雷が発生しました。通常のフレームレート(30FPS)では稲妻の光跡は見えませんが、フレームレートを上げていくと、美しい稲妻が空を走る様子が捉えられていました。
ゴルフのアイアンショットの瞬間をイベントベースカメラ (SilkyEvCam HD)で撮影し 10万FPSの動画に仕立てました。ゴルフボールのディンプルの様子までよく見えます。
その他
川の流れを模してレールの上に水を流して撮影しています。実写映像では透明な水の流れはよく見えませんが、SilkyEvCam の画面では流れる水の様子がはっきりと映っています。またレールの手前に水があふれる様子もわかります。
水槽に沈めたチューブには、大中小の3つの穴があいており、そこから空気の泡が出ています。その泡をイベントベースドカメラ(SilkyEvCam HD)で捉えカウントしています。
トレーニングビデオ
イベントベースビジョンカメラ SilkyEvCam を初めて使われる方はぜひご覧ください! 本カメラ製品の組立、必要なソフトウェアのインストールの方法、撮影開始までを説明しています。