イベントカメラのフォーカス(ピント)調整
【最初の確認】
SilkyEvCam は CSマウントのため、Cマウントレンズを装着する場合は、C/CS変換アダプタが必要です。以下のWebページ(外部サイト)にある「VM400」が C/CS変換アダプタです。(SilkyEvCam ターンキーパックに同梱されている物と同等です。)
【イベントカメラのフォーカス調整】
イベントカメラの場合、フォーカス合わせがフレームカメラより難しいため、フォーカス調整用のアプリとして、Metavision SDK の中に「metavision_blinking_pattern_focus」があります。撮影対象物の位置にディスプレイを置いて、フォーカス調整用のパターンを点滅させ、それを映して調整します。
この方法の要点は、フォーカスを合わせたい位置に「明るさの変化を起こす」という点にあるので、それには次のような方法が考えられます。
- 対象物が明暗変化を持つようにする(前述の PROPHSEE社ツール)
- 対象物を LED などの点滅光で照らして撮影する
- カメラと対象物の間に液晶を入れて、液晶をON/OFFする(液晶シャッター)
- カメラと対象物の間に櫛状の物を入れて左右に振る
また、かなり簡易的ですが、撮影対象物の前に文字の書かれた紙を置き、それを細かく揺らしてフォーカスを合わせるという方法も有効です。
[フォーカス NG]
[フォーカス OK]